×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
オレンジのハロに画像データを転送させて、自室白い壁に目一杯、彼の笑顔を映写する。
「……んっ……」
ホンモノの彼は宇宙の塵になってしまった。刹那が見たという最後の微笑み、それはこの写真と同じようにどこか寂しげであったという。
僕さえ、僕が、と飽きるほど後悔し尽くして、まだ足りなくて。自分を無限以上にひたすら休まず責め続けて。
「あ、あっ……や、だめぇ……ん」
それがいつの間にすり替わったのだろう。
ティエリアは壁に正対して座り、下半身だけ何も纏わず足を大きく開いていた。弄りすぎて真っ赤に怒張した性器。先走りを塗りつけた竿全体が映写機の光に青く艶めく。ぬるぬるした不快な感触はよけいティエリアを淫猥にそそり、不謹慎な行為に耽る羞恥を煽り立てる。
「……も、ゆるして……あ……ああッ……」
軽く内向けた手のひらで擦り、先っぽを細かく引っかいて。ティエリアは執拗に両手を使って自らを攻める。根元へ結わえた紐が食い込む息苦しさに頭を揺らす。
顎を持ち上げて映像を見れば、背筋へ走る鈍い痺れ。ミリ単位まで正確に狙撃する瞳にみんな見られている。すっかりべとべとになったものも、容赦なく自身をいたぶる指も。半開きにして厭らしく唾液をしたたらす唇、いびつな快感に恍惚とした無様な表情、ティエリアの、まるで見境ない獣のような、彼だけに向ける執着心。
塞き止められる絶頂に太股を痙攣させながら、なおも親指の腹で尿道をこじ開けた。堪え切れず紐の結び目を乱暴に爪で掻き毟る。だが濡れそぼった紐がきつく締まって解けない。視界が明滅して指が強張り、がくがくと全身が愉悦に跳ねる。もう限界だ。
「たすけてっ……で、でちゃう、もれちゃうっ」
情けなさに涙が出てきた。両手でぎっと強く性器を握り込む。
「……ロックオン……ッ!!」
こうでもしないと、泣けなかった。
PR